犬の歯磨きはいつから始める?頻度は?犬の歯磨きが大切な理由

犬の歯磨きはとても大変ですが、いつから始め、どれくらいの頻度で行えばいいのかわからないという人も多いでしょう。

そこで今回は、犬の歯磨きの頻度や始める時期などを解説していきます。

【どうして犬に歯磨きが必要なの?】

犬の歯磨きが大切な理由は、虫歯や歯周病、歯石の予防に繋がるからです。

犬の虫歯は0.7~5.4%と発症率は少ないですが、発見が遅れてしまえば抜歯する必要があります。

また、歯周病は歯垢の中にある細菌が原因となるので、歯磨きで歯垢がつかないようにケアしてあげることが重要です。

すべての原因が歯垢というわけではありませんが、歯周病になると歯が抜け落ちてしまうこともあるので、飼い主さんが愛犬の歯の健康を守ってあげましょう。

【犬の歯磨きはいつから始めたらいいの?】

個体差はありますが、生後3週間頃から乳歯が生え始め、生後2〜3か月で28本の乳歯が生えそろいます。

歯磨きを始める時期は、この乳歯が生えそろった2〜3か月頃のタイミングです。

小さな頃から歯磨きに慣れさせておくと、後のケアが楽になりますよ。

その後は、生後4カ月になると乳歯から永久歯への生えかわりが始まり、1歳までには42本の永久歯が生えそろいます。

生えそろった際は、残存乳歯(抜けるはずの乳歯が抜けていない状態)がないか、獣医さんに診察してもらうとよいでしょう。

【犬の歯磨きの頻度は?】

犬の歯磨きは毎日することをおすすめします。

できれば食事と同じ回数です。

その理由は、歯垢の元となるペクリルというタンパクの膜が3〜24時間で歯垢へと形成されるからです。

この歯垢は数日で石灰化が始まり、歯石になってしまいます。

週に3回の歯磨きで、歯垢の沈着を防ぐことができるとの報告もありますが、おやつなどをあげていたりする飼い主さんが多いので、可能であれば毎日行うようにしましょう。

歯磨きが難しいという飼い主さんは、週に3回は歯磨きできるようにしてみてくださいね。