育て方・しつけ

ロープなどのおもちゃの引っ張り合いは、犬の好きな遊びのひとつです。

ただし、弱い素材のものは、噛みちぎれたり、破ける恐れがあるので、なるべく丈夫なおもちゃを使用しましょう。タオルなどでも可能ですが、破けやすいので、縦に3つに切って端を結んで三つ編みにするなど、強度をたかめてから使用してください。

また犬がクチにくわえやすく、人が手で持てるロープ状の長いものが良いですね。間違って犬が人の手を咬まないものにしてください。

教え方

ロープ状の長いおもちゃを犬の目の前、できれば床を這うようにランダムに動かし、興味を持たせます。

犬がおもちゃを追いかけはじめても、動きを止めずにおもちゃをくわえるのを待ちます。

犬がおもちゃをくわえたら軽く引っ張って、放さないか確かめて、しっかりくわえているようなら、引っ張り合いを始めましょう。

遊んでいるうちに犬が興奮して、首を左右に振りながら唸りはじめたら、一旦遊びを中断します。興奮しすぎると飼い主の声が届かなくなる危険があるためです。手の動きを止め「オフ」などの言葉を低い声で言い、ローブを取り上げます。

取り上げたら、すぐに犬を褒めて、再び遊びをはじめます。これにより、おもちゃを放しても、すぐに楽しい遊びがはじまるので大丈夫だと教えます。

ひととおり引っ張り合い遊びを楽しんだら「おしまい」の言葉を告げて、おもちゃを片付けましょう。