子犬、子猫の時から社会化しよう!

「社会化」とは、犬や猫が人間の家庭や社会に順応する力を養うことです。

特に子犬や子猫の時期に体験したことには順応しやすい傾向があるので、社会化期(社会化に適した時期)とも呼ばれています。

 

子犬の場合は、生後2カ月ぐらいまでの間に親犬や兄弟犬と接して、犬同士のコミュニケーション方法を学びます。

その後、新しい飼い主さんのところで、人間との触れ合いや世の中のいろんな音やモノなどを体験させることで、順応能力が高い育てやすい犬になってきます。

 

子猫の時期も、いっしょに暮らす仲間とのコミュニケーション方法を学びながら、さまざまなものに慣らすのに適しています。

室内飼育の猫の場合は、部屋の中の刺激にしか触れていないので、いろいろな変化が苦手になりがちです。

 

犬の場合も、子犬の時期に部屋から出さないでいると、ちょっとしたことにも怖がるようになり、成犬になっても初めて見るものや聞き慣れない音に過敏に反応して、引きこもりや逃走する犬に育ってしまうことがあります。

 

子犬・子猫を迎えたら、いろいろな音やモノ、人、外の世界なども体験させて、徐々に慣らして、社会化を促進しましょう。

ただし、生まれつき怖がりなタイプもいるので、無理やり体験させると余計に恐怖心を高めることがあります。子犬や子猫が楽しく過ごしているか、よく観察してスモールステップで少しずつ慣れさせるようにしましょう。