撮影に役立つお立ち台でじっとできるようにする教え方
小型犬を花の近くで写真を撮る場合、軽くて持ち運びやすい折り畳み式の踏み台などを持参して、モデル犬の用の台として利用できるので便利です。オスワリとマテの教え方は、前に紹介した内容を参考にして、しっかりできるようにしておきましょう。
●「台の上でマテ(stay)」の教え方
① 犬がジャンプしなくても自力で上れる高さの安定した台を用意し、最初はおやつを持った手で誘導して、犬が台の上に乗ったら、ほめてご褒美としておやつを与えます。
② ①を何度か繰り返し、おやつを持たない手で台を指差します。その指差しで、台の上に乗ったら、ほめてご褒美としておやつを与えます。
これを繰り返しながら、台に乗ったらすぐにほめて、おやつはその数秒後にゆっくりと台の上にいる犬に与えるようにします。ただし、台から犬が降りた場合は、与えません。
③ ②を何度か繰り返した後、犬が台に乗ったところでオスワリを指示し、犬が台の上で座ったら、ほめてご褒美としておやつを与えます。
ほめる声はすぐにかけますが、ご褒美用のおやつは、複数粒用意し、一粒ずつゆっくりと与えて、台の上の滞在時間をのばしていき、最後に一粒与えた後「OK」「おしまい」などの言葉で解放しましょう。
④ 台の上でお座りして、じっと待てそうだったら、おやつを一粒与えて、「マテ(stay)」を声がけして、少し離れて数秒後に戻り、再びおやつを一粒与えます。この方法で、少しずつ飼い主さんが離れても台の上で待てるようにしていきます。
⑤台を指差し、愛犬が乗ってオスワリをしたら「ほめて」、少し離れて台の上の愛犬を撮影します。撮影が終わったら、台にいる愛犬のそばにより、おやつを与えてから、解放しましょう。