犬語を知ろう!③ 「耳の言葉」
愛犬の正面顔を撮影した時、耳がどちらに向いているのかチェックしてみてください。垂れ耳の犬の場合は、少しわかりにくいのですが、犬の耳の向きも重要なボディランゲージのポイントになりますのでよく観察してください。
正面から見て、耳が前を向いていて大きく見える状態は、見ている対象に集中している時です。立ち耳の場合は、ピンと立っているカタチになり、垂れ耳の場合は、垂れた部分が正面に見えます。
飼い主さんの指示を聴こうとしている時や、これから起こることはなんだろうと気持ちを集中させている時。
さらに目がキラキラして、口角が上がっていたら、楽しいことを期待している可能性が高いですね。まわりの環境が気になったり、少し警戒している時は、耳が横を向いたり、音のする方向に動くことが多くなります。
もしも耳が横向きだったら、落ち着かない状態の可能性が高いですね。その場所がちょっと不安だったり、飼い主さんよりも気になる存在がまわりにあったりするのでは、ないでしょうか?
「耳ペッタン」と呼ばれる犬の耳が正面から見て、見えなくなるほど後ろに引けて、ペタンとなっている状態は、顔を丸く見せる “ラウンドパピーフェイス”です。自分の顔を丸い子犬のように見せて「かわいいと言って!!」「あなたにとって私はパピーよ」と甘えているしぐさです。表情も優しいのが特徴です。ただし、緊張した表情でこの耳をしている時は、怯えている可能性もあるので他のボディサインと合わせて読み取るようにしましょう。