育て方・しつけ

知らない犬と初めて愛犬を会わせる時の事。

１メートルぐらい手前でお互いのリードが引っ張られる様子がないので、緩めて近づけるようにしたところ。

少し近づいたと思ったら、顔を背けて、相手の犬の方を見ない。「あれ、興味がないのかな」と思うかもしれませんがこれは犬同士にとって正しい近づき方です。

顔を背けるのは「あなたに対して、敵意はありません」とか「友好的に挨拶しましょうね。落ち着いてくださいね」というメッセージを相手の犬に伝えています。

その後、お互いにお尻の匂いを嗅ぎ合うことができれば、犬同士の挨拶がちゃんとできたことになります。

犬は、嗅覚で情報収集することができ、お尻にはその犬のいろいろな情報である匂いがあるとされています。

もちろんお尻以外の場所からも情報収集することもあるので、出会ってお互いに匂い嗅ぎをしているのは、名刺交換をしているようなものだと思ってください。

このような犬同士の挨拶ができた相手とは、その後友達に発展することもよくあります。また、相手の犬が怖いと思っていたり、苦手なタイプだと思っている場合は、自分の情報を知らせたくない。

つまり自分のお尻の匂いを嗅がせたくないという行動に出ます。苦手なタイプから「名刺ちょうだい。連絡先教えて」と言われても拒否したいという気持ちが犬にもあるんです。

そんな状況だと推測してあげましょう。また、相手の情報だけは知りたいと思っている場合は、その犬が立ち去った後の地面の匂いを嗅いで情報収集することもあります。