育て方・しつけ

セカンドステップの段ボール箱に隠したターゲット(器に入ったおやつ)を見つけられるようになったら、サードステップとして、おやつを入れた器に蓋をつけます。

できれば器にピタっとはまる、犬が自力で開けられないものにしてください。ただし、おやつは出ないけれど、匂いだけは、外から感じられるように、工具などを使って、いくつか穴をあけておきましょう。

蒸気を逃がすエア弁のある蓋のタッパーなどをノーズワーク用の器として使うのもいいと思います。今回から、穴あきの蓋をした器の中にあるおやつの匂いをターゲットにします。

サードステップの教え方

①犬をスタート地点に繋いて待機させます。段ボール箱を数個用意して、開口部を犬から見えないところに向けて、段ボールのひとつに、ターゲットを置きます。

②捜す合図とともに、犬をフリーにします。犬が匂いを嗅ぎながら、ターゲットをみつけたら、すぐにほめて、複数個のおやつを器の蓋の上において食べさせます。

③犬を再度繋いで、スタート地点に待機させ、ターゲットの場所を変更し、②と同じことを繰り返します。

④３回目も同じように、ターゲットを別の段ボールの中に隠してトライします。

ただし、２回目までは、ターゲットのおやつは器に入ったままですが、３回目は見つけた時に、ほめて蓋の上にご褒美用のおやつを置いて食べさせた後、蓋を開けて中のおやつもご褒美として与えます。そして、３回のセッションを終了しましょう。