猫語を知ろう!④ 「ストレスサイン」
猫の行動の中には、ストレスサインと呼ばれるストレス状態を表しているものがいくつかあります。
まず、隠れようとする、寝たふりをするなど、飼い主さんとの関わりを減らそうとします。
自分のハウスから出たがらない、毛づくろいばかりしているといった光景も、ストレスサインだと考えられています。
また、ストレス度合いによっては、震える、呼吸が荒くなる、瞳孔が開く、カラダが硬直する、抜け毛が多くなる、肉球に汗をかく、毛が逆立つ、よだれを垂らす、元気がなくなる、食欲不振、ずっと興奮している、鳴き続ける、トイレを失敗するなどもあり、下痢や嘔吐を引き起こすこともあります。
おうちの中でこんなサインが見られたら、家の環境や猫との接し方を見直して、猫のニーズをちゃんと満たしているか、何か猫にとって恐怖を与えているものがないかなど、考えて生活を見直してあげましょう。このほか、いきなり咬みついてきたり、走り回ることが増える猫もいるようです。ただし、ストレスサインが出る時は、怪我をしていたり、病気になっている可能性もあるので、動物病院で診てもらうことも大切です。猫によって、出やすいサインがあるので、愛猫を普段からよく観察して、いつもと違うしぐさがあったら、何が原因なのか考えてみましょう。